1.テロからいかに身を守るか?
世界では銃や爆弾、暴走車によるテロが頻発しています。
安全と言われる日本でも、戦後には歴史に残る大きなテロ事件はいくつもあります。
非日常的な出来事のようでも、いつ起きるかわからないのが現実です。
特に海外へ仕事で行ったり、旅行をするとなればその前にテロから身を守るために出来ることを考えなければいけません。
それを考える上で大事なことは、第一に人質や攻撃の対象となるようなことを防ぐこと、第二に危険な場所に近づかないことです。
最初の人質や攻撃の対象となるようなことを防ぐというのは、どういうことなのかというと、例えば海外に行った時に日本の国旗がついていたり日本語の書かれているものを身につけてしまうことです。
日本人は、比較的裕福な国として知られています。
ですから、人質にしたとき家族や政府に対して多額の身代金を要求できると思われても不思議ではありません。
それに政治的なことを言えば、日本はアメリカの同盟国です。
中東などアメリカと対立している国の人間が、その同盟関係にダメージを与えようとして日本人を標的にすることだってありえます。
2.服装はできるだけ目立たないようにする
では、どうすればいいのかというと、服装はできるだけ目立たないようにすることです。
個性をあまり見せないTシャツや現地の人が着ている服にすることで目立ちにくくするのです。
女性の場合には髪や肌の露出が、宗教的に問題となることもあるので、自分が信仰しているのとは関係なく、刺激をするようなことはやめておきましょう。
宗教ということでいれば、十字架など宗教的な物を身につけるのもやめておきましょう。
異教徒を攻撃に対象にすることはよくあるのでファッションとして何気なく使っているものでも一度確認しておくべきです。
テロは、海外に行く前から狙われている可能性もあります。
例えばSNSでどこかに旅行や出張へ行くということを書き込んでしまうと、その情報を元に待ち構えているかもしれないからです。
楽しいことは色んな人と共有したいとおもうかもしれませんが、その情報を見ている知人の中に危険な思想を持っている人が潜んでいることだってあります。
安全のためには、用心をしておくに越したことはないのです。
3.テロの頻発している国、都市に出来るだけ行かないこと
二番目の危険な場所に近づかない、というのはテロの頻発している国、都市に出来るだけ行かないことです。
世界中の国の安全については、外務省が海外安全ホームページにて情報を発信しています。
危険レベルが1から4までありレベル1が注意喚起、レベル4にもなると退避勧告となります。
レベル4ともなれば戦争が起きていたりして、普通の人が入り込むことすらできない場所ですが、それ以下の危険レベルとしても油断はできません。
あとは、よく凶行が行われるようなところには、できるだけ行かないことです。
とはいうものの、標的になるのは空港や駅、市場など人の集まる場所です。
それらの場所に足を運ばないというのは、難しいかもしれません。
ですから、警備員がいたりセキュリティチェックが行われている警備の厳しい場所のそばを探して、安全を確保するようにしておきましょう。
政府や国連の施設なども標的になりやすいので、よほどの用がないときにはそういった場所は避けておきましょう。
これらのことに気をつけても、テロの現場に遭遇してしまうかもしれません。
そのときに安全な場所に走って避難して隠れるか、銃撃が続いていて身を隠す場所がないなら床に伏せるようにしましょう。
決して抵抗するようなことをしないことです。
安全な場所に隠れることが出来たときには、犯人に気づかれないよう携帯電話・スマートフォンの電源は切るか、マナーモードにして音がでないようにしておきます。